5分で読めるブックレポート

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「社会人」「IT」「マーケティング」における基礎知識の本を3日に1冊要約していきます。

「優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?」柴田励司

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著者:柴田励司

1962年東京都生まれ。上智大学文学部英文学科卒業後、京王プラザホテル入社。京王プラザ在籍中に、在オランダ大使館出向。その後京王プラザホテルに戻り、同社の人事改革に取り組む。1995年、組織・人材コンサルティングを専門とするマーサー・ヒューマン・リソースコンサルティング(現マーサージャパン)に入社。2000年、38歳で日本法人代表取締役社長に就任。

 

 

優秀なマネージャーになる人の40の習慣

優れたプレーヤーと優れたマネージャーを比較しながら、優秀なマネージャーの「行動」「考え方」「心の持ちよう」 をおさえる。

  優秀なプレーヤー 優秀なマネージャー
1 自分を元気にする チームを元気にする
2 自分を守る 周りを守る
3 悪い情報を遠ざける 悪い情報が先に届く
4 指示命令で人を動かす 自発的に動きたいと思わせる
5 プロセスがブラックボックス プロセスをコントロール
6 人の表面を見る 人の裏側がわかる
7 曖昧さを排除する 曖昧さを許容する
8 デキる人は自分だけでいい デキないメンバーをつくらない
9 会議を軽く考える 会議術を心得ている
10 自分より優秀なライバルを避ける 自分より優秀な部下を集める
11 自分でかけたプレッシャーに強い 外部からのプレッシャーに強い
12 自分を大事にする 自分を捨てられる
13 前提条件で考える 「あっ」と驚く発想をする
14 宴会の王様になる 宴会の名幹事になる
15 仕事の向上心が強い あらゆる好奇心が強い
16 空気を読まない あえて空気を読まない
17 処理能力が高い アクションが速い
18 難しく話す たとえ話をする
19 「その場しのぎ」を続ける 「火種」を消しにかかる
20 毎回、新しいやり方を探す 自分の型を持っている
21 自分だけの戦いに負けない 「ま、いいか」の戦いに負けない
22 やり続ける 止める術を知っている
23 言葉で語る 表情で語る
24 自分の弱みを見せない 自分の弱みを見せる
25 今日のことを考える 明日のことを考える
26 論理で話す トーリーで話す
27 自分の主観で動く 自分を客観視して動く
28 勉強で学ぶ 経験で学ぶ
29 年長者に対抗する 年長者に可愛がられる
30 自分のための時間配分をする メンバーのための時間配分をする
31 社内に人脈がある 社外に人脈がある
32 よそ行きの店を知っている 我が家のような店を持っている
33 休まずに仕事をする 休み方を知っている
34 数字だけを大事にする 数字のストーリーを大事にする
35 怒りを表す 「叱る」と「怒る」を使い分ける
36 忙しさを増幅させる 忙しさをまわりに伝染させない
37 みんなを従わせようとする みんなをフォローする
38 理を全面に持って進む 理と情のバランスを持っている
39 自分中心にプレゼンする 相手中心にプレゼンする
40 想定内に強い 想定外に強い

 

4つのワークスタイルとマネジメントスタイル

 「優れたマネージャーとは可変である」

これは、プレーヤーは自分のスタイルを貫くことが良いことだが、マネージャーはチームのダイナミズムを高めるために、あえて自分のスタイルを変えることが必須という意味である。

 

4つのマネジメントスタイル

まずは、自分がどのスタイルに当たるのか理解する。

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それぞれの斜めの関係が、最も自分から遠いタイプとなる。

チームには、あえて異質なタイプを入れることでチームの振れ幅が大きくなり、チームのダイナミズムが生まれる。

 

4つのスタイルの特徴

Accomplisher(仕事人タイプ)

  • 行動の拠り所:経験、行動、結果
  • 行動パターン:アクション
  • 最大の関心事:何を(What)

Regulator(管理者タイプ)

  • 行動の拠り所:分析、プロセス、コントロール
  • 行動パターン:システマチック
  • 最大の関心事:どのように(How)

Creator(起業家タイプ)

  • 行動の拠り所:将来、機会
  • 行動パターン:創造
  • 最大の関心事:なぜ(Why)

Uniter(調整役タイプ)

  • 行動の拠り所:価値観、文化
  • 行動パターン:調整
  • 最大の関心事:誰が(Who)

 

マネージャーは、試合に出て活躍するのではなく、試合をマネージして勝つ。そのためには自分の立ち位置を変えないといけない。しかし、メンバーに「その人の根本」を変えるよう働きかけることはしてはいけない。

 

感想

マネージャーは、〇〇と〇〇をおさえておけば優秀と言えるのではなく、常にチームの状況に合わせて自分を変えれる人が優秀なマネージャーであるということがわかった。良い成績を出したプレーヤーは全て優秀なマネージャーになれるのかということに関しては、筆者の考えと同様に必ずYesと言えないと思う。その理由は、すごい成績を出した野球選手がすごい監督に全員なっているかというと違うことと同じだと思う。

 

僕は、筆者の柴田励司さんにお会いする機会があって、実際に自分を診断していただいた時の結果は「Crタイプ」だった。最初はリスクを取りながら新しい機会を狙う(Cタイプ)が、切羽詰まった局面では、構造化して物事を計画的に進める(Rタイプ)という意味だった。この結果のように、斜めの関係性である真反対のタイプを併せ持つ人は珍しいらしい。

正直にいうと、その診断はすごい当たってた。その診断後に、あるワークがあってその終了時間ギリギリにみんなは成果物を紙に急いで書いていたのに、自分はエクセルで表を作って成果物をまとめていた。でも、個人的に表作るのが好きだから、関係ない気もするっちゃする。