5分で読めるブックレポート

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「社会人」「IT」「マーケティング」における基礎知識の本を3日に1冊要約していきます。

「ゼロ秒思考」赤羽雄二

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著者:赤羽雄二

東京大学工学部を1978年に卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。 1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。  1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた。 2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。 

 

 「考える」ためのヒント

「思考は言葉によってなされる」「感情も言葉にできる」という思考と言葉の関係を強く意識し、頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にする。言語化に慣れてくると、自分の気持ちを苦労せずに表現できるようになる。

しかし、言語化においてもコミュニケーションにおいても、言葉の揺らぎに関しては注意が必要。例えば、「全力でやります」といった言葉は、10時〜18時までの努力を指す人もいれば、徹夜が当然という人もいる。自分や他人の言葉の正確な意味を深く理解することが重要。

 

人はゼロ秒で考えられる

時間をかければ考えが深まるとは限らない

できる人、優れた経営者は即断即決の人が多い。彼らは本当にこぐ一部で、ほとんどの人は、決断に延々と時間をかける。その差とは、「訓練の欠如」「生産性という概念の欠如」。彼らは普段から問題に向き合い、必要な情報収集も怠らない。常に感度が高く、慎重でいながら正確である。

 

究極はゼロ秒思考

ゼロ秒とは、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できること。そうした思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」である。

「ゼロ秒思考」思考において、二つの勘が必要となる。

  1. 適切な判断をするために必要な情報を自分が持っているのか
    • 「ゼロ秒思考」といっても、情報が不足していればもちろん最小限の調査・情報収集が必要となる。
  2. どこからどうやって鍵となる情報をとったら良いのか
    • これがわからず、大半の人は調べすぎてしまい、判断・決断が伸びてしまう

 

ゼロ秒思考はメモ書きで身につける

「メモ書き」は、こわばった頭をほぐす格好の柔軟体操であり、頭を鍛える手軽な練習方法である。

具体的には、A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4〜6行、各行20〜30行、1ぺージを1分以内、毎日10ページ書く。したがって、毎日10分だけメモを書く。

メモ書きの4つの効能

  1. メモを書くと、頭が整理される
    • もやっとした思いを言葉に直し、手書きし、目で確認することで、メモが外部メモリになる。頭のキャパが広がり、頭の働きが良くなる
  2. メモを書くと、自信が出てポジティブになれる
    • メモ書きによって、目の前の課題が可視化され、優先順位も自ずと明確になり、課題が速やかに解決される。この好循環により、自信とポジティブさが自然と出てくる
  3. メモを書くと、腹が立たなくなる
    • 人目を気にせず、吐き出したメモを見ることで、気分が落ち着くだけでなく、自分の状況を客観視でき、自分の落ち度も見えてくる
  4. メモを書くと、急成長できる
    • メモ書きによる、頭の整理ができることで、いろんな問題が同時に起きても、慌てず騒がず、必要な情報を収集し、重要・深刻なものから順次解決していくことができる

 

ゼロ秒思考をつくるメモの書き方

タイトルはなんでも良い。頭に浮かんだものを躊躇せずに書くだけ。

本文の書き方

  1. 1行を長めに書く(オススメは20〜30字)
  2. 頑張って4〜6行書く
  3. 書く順番は気にしない
  4. メモのフォーマットは必ず守る

メモ用紙は、A4用紙の裏紙がベスト。そして、毎日10ページ書く。

最後に書き方で大事なのは、1ページ1分で思いついた瞬間に書くこと。さっと書き終えて、次のことにいくことで頭が整理される。モヤモヤを言語化する練習になるし、正先生も上がる。

以下がメモの例である。

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メモを使いつくす

メモを深掘りするとさらに効果的

1ページに書いた4〜6行それぞれをタイトルとして、さらに4〜6ページのメモを書くと、さらに考えが深まり、整理される。1つのタイトルを深掘りすると、あっと言う間に難しい問題が小分けにされ、分解して整理でき、同時に全体像が頭に入るという大きなマリっとが期待できる。

 

メモから企画書をまとめる方法

  1. 思いついたアイデアを片っ端から書き殴る
  2. カルタ取りのように並べてみる
  3. 新しいアイデアが出てきたら、追加する、整理する
  4. 全体のバランスをとる
  5. メモを見ながらパワーポイントで書き上げる
  6. 企画書を数日間熟成させ、きめ細かな修正でレベルアップ

 

感想

今まで読んできた「〇〇思考」と言う本(例:仮説思考、論点思考)は、人間の思考の整理をしてくれるものが多かったが、今回の「ゼロ秒思考」はソリューション、いわゆる行うべき実践法よりで、個人的には予想していた内容と違ってびっくりだった。

 

正直なところ、僕には、手書きによるメモの習慣は皆無に近く、大学の授業ではエバーノートもしくは、配布されたレジュメのpdfファイルに気づきを書き込むくらい。

さらに、著者の赤羽さんは、思いついた時にすぐ言語化させるために常に紙とペンを持ち歩かれているそうだが、それも僕には少しはハードルが高い。僕は外出時、基本的に手ぶらで、右ポッケにアイフォン、左ポッケにお札とクレジットカード。財布もかさばるので、マネークリップで挟んでいるほど。要するに、紙とペン持つのは無理とw

 

でも、「メモを書く」本質的な理由は、自分の思いを即座にアウトプットし、正確に自分を認識し、頭を整理していくことだと思う。この行為による生産性が上がる理由には、僕は納得したので、それは行うべきだと思った。なので、僕は、スマホのメモ帳にパッと思ったことを言語化するようにする。

赤羽さん曰く、紙に手書きでなければいけないらしいが、そこは許してください。。